珠明寺動物霊苑(旧:ペットセレモニーあしがら)

施設・歴史

施設のご案内

火葬場

飼い主様によりペットのご遺体をお持込いただいた上で、お立会い火葬を行う火葬場です。
火葬中は愛するペットの性格や思い出話をぜひお聞かせください。ペットへの想いを伝えていただくことも、大いなる供養だと思います。
外へ出るとすぐに足柄平野が見渡せますので、ほんの少しでも、気持ちを清清しくできるかもしれません。

納骨堂

個人棚と合同棚を設置した納骨堂です。地下に作られ、静かに愛するペットの魂をお守りします。

毎月、月末に住職が読経しておりますので、ご安心ください。
飼い主様のご都合の良い時間に、随時お参りできるようになっています。

位牌堂

合同埋葬された後、白位牌を置ける位牌堂です。金剛非地蔵菩薩がペットたちの魂をしっかりと守ってくれています。
毎月、月末に住職が読経しておりますので、ご安心ください。
飼い主様のご都合の良い時間に、随時お参りできるようになっています。

珠明寺の歴史

珠明寺は、室町時代中期の武将・上杉 憲実(うえすぎ のりざね)が、父・上杉房方(うえすぎ ふさかた)の供養のために建立しました。そのため寺の紋は上杉家と同じ「竹に飛び雀」です。寺伝には上杉安房守憲基、その子安房憲実、その子右京亮憲忠の三人が開基となり、応永二(一三九五)年の創建とされています。

上杉憲実は当寺の建立にあたり、初代開祖として蘭室妙薫和尚を招いたとされています。蘭室妙薫は京都の出自で、応永年間に円覚寺の第一一七世山主として活躍しています。その後、円覚寺を追放される形で上杉憲実の援助の下、現在の班目下河原に当寺を建立し開山となりました。

応永二七(一四二〇)年、“暴れ川”と呼ばれる酒匂川の氾濫によって寺社一帯が流されてしまいました。それ以降、当寺は水害のために移設を繰返しました。
江戸中期の享保一八(一七三三)年、現在の場所に移設され、今に至ります。

墓地には、上杉家の墓があり、石塔は向かって左側から憲基、憲実、憲忠の三代の管領の墓といわれています。向かって左の墓は相輪の一部が欠けていますが、その他の部分はよく整った立派な宝篋印塔(ほうきょういんとう)です。中央と右側の塔の相輪はなくなり、五重塔の空・風輪の部分がのせられています。全体的な形からは室町期頃の造立のものと思われます。

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